バスティン3「長三和音と短三和音」練習1 音程のドツボにはまってさぁ大変

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練習というよりややこしい理論回です。今回、何の断りもなくしれっと長だの短だの完全だの細かい音度が出てきたので、調べてたらめちゃくちゃ時間を食いました。そしてますます深まるカオス。なんとか記事にまとめてみたら、多少モヤモヤが晴れたような気がします。

例によって無駄に長いし、実は割りとどうでもいい内容かもですw 音程・音度の数え方が気になったときにでも読んでみてくだされば。

 

いきなり長短完全音程キター!

今までは、「1度、2度・・・7度」っていうふうに頭に何も付かない音度でしたが(音程の数え方は2巻の最初の方に出てきたっきり)、ここで突如

長三和音は根音から3度と完全5度の音程からできた和音のことです(太字筆者 『バスティンピアノレベル3』, p. 10より引用)。

だそうです。

(゚Д゚)ハァ?いきなりぃ!?

その枕詞についてkwsk…

いや、なんかこの「長」だの「短」だの「完全」だの何だのがいろいろあるらしいことは、前々からネット上のあちこちで時々見かけて、薄々気付いてはいました。だけど、なんかものっすごい複雑そうだし、「”完全”ってなんだよ!?セル*かよ!(たしか前も書いたけどw)」っていう反抗心があって・・・考えたくなかったのですw

*ドラゴンボールの強敵。虫っぽいフォルムの人造人間。変身します。最終形態=「セル完全体」。ご存じない方はスイマセン_(._.)_

まあ、音階で説明されてるから、なんとなくはわかるような・・・。

長音階(メジャースケール)の第1音、第3音、第5音でできた和音は長三和音です(同上)。

うん。この文は2巻で出てきた説明と同じだね。

長三和音

Cの場合

C Major chord

ハ長調音階  ファ
  第1音
根音
第2音 第3音 第4音 第5音 第6音 第7音 第8音
音程 1度   3度   完全5度      

ふむ。3度は「長」で、5度は「完全」と・・・。

短三和音

で、短調の方は・・・

ん?

短三和音は和声的短音階からみたい

あ!短調の方は和声的短音階から和音つくるのか!へぇー。あー、まあ名前的にそう、、なのかな、多分。

Cmの場合

C minor chord

ハ短調
和声的短音階 
ファ ラ♭ シ♮
  第1音
根音
第2音 第3音 第4音 第5音 第6音 第7音 第8音
音程 1度   3度   完全5度      

短調の和音も同じく音階の1,3,5音。違いは真ん中の第3音だけと。

で、こっちは「”“3度」と。短調、短音階だから?たしかに距離は長調より半音分短いな。「短」ってそういうこと?

だが、まだまだ疑問は残る!

なぜソはいつも完全体なのか?

そういえば、五度圏も「完全5度」ごとに並べたものらしいけど、正直半音7つ分っていう認識ぐらいしかないんですよね・・・実は(;´∀`)

そして、1,3,5度以外の音度の頭につく名前もどうなるのか気になる!

むー・・・しょうがない。ちゃんと調べるか!

 

音度・音程のお勉強!

とりあえず鍵盤上でドから数えてみる

音程 - Wikipedia

↑の「各音程」と「転回音程」の節を踏まえて図にしてみた。なんかゴチャゴチャして汚いですがw↓

鍵盤上でドから数えた音度

鍵盤上でドから数えた音度(※クリックで拡大表示)

  • 長短は2,3,6,7度で、
  • 増or減は「ファ♯」or「ソ♭」
  • 完全が1,4,5,8度(セル多過ぎだろw)

多分これでいいはず。違ってたらすいません><

長短系:距離と音階で納得できた

さっきもちょろっと書いたけど、同じ3度でも距離が短い3度と長い3度っていう呼び分けなんだろうなあ。

あと、この長・短って音階のつくられ方にも関係ある気がす!

完全は共通で、

  • 音階のときは、2度、3度、6度、7度
  • 音階(自然的短音階)のときは、長2度、3度、6度、7度

を使うということか!

上の図はゴチャゴチャしてるので、表に整理しとくと、

  第1音 第2音 第3音 第4音 第5音 第6音 第7音 第8音
 ハ調音階 ファ
音程 完全1度 2度 3度 完全4度 完全5度 6度 7度 完全8度

 

  第1音 第2音 第3音 第4音 第5音 第6音 第7音 第8音
調
自然的短音階
ミ♭ ファ ラ♭ シ♭
音程 完全1度 2度 3度 完全4度 完全5度 6度 7度 完全8度

(ん?短音階なんだから2度はも短2度でよさそうなのに長2度なんだな・・・)

増or減は特殊な感じ

「ファ♯」or「ソ♭」は、上がっても下がっても同じ場所かー

で、増4度or減5度の別名「トライトーン」って何?

三全音 - Wikipedia

トライトーン=三全音=全音3つ分・・・おお!たしかに!

ドから三全音

三全音は「音楽の悪魔」ねぇ・・・w そう言われると不穏な響きな気もしなくもないけど、まあ前後の音で聞こえ方は変わるよね?w 属七の和音がうんぬんはよくわからん!w

むしろ、ドとファ♯を同時に重音として鳴らすとすごい不穏だと思う。

↓なんかホラーっぽい効果音できたww

完全体の正体は周波数比だった!

で、一番気になってた「完全◯度」。何がどう完全なのか問題。

さっきのウィキペの「音程」のページの「周波数比と音程」の節によると

西洋音楽では周波数比が単純であればあるほど、より「協和」した音程であると認識されてきた。

  • 周波数比が1:1の2音の音程は完全1度である。
  • 周波数比が1:2の2音の音程は完全8度である。
  • 周波数比が2:3の2音の音程は(純正律における)完全5度である。
  • 周波数比が3:4の2音の音程は(純正律における)完全4度である。以上を完全協和音程と呼ぶことがある。

あー、響きがきれい=完全ってことだったんね!

そういえばセルも最初はあんな顔だったのに、完全体になったらイケメンになったもんなぁ・・・(漫画では「甘いマスク」とか言ってたっけ?)

なるほどねー。

 

これだけで済めばいいんだけど、重増とか重減とかは・・・?

音度ってむしろ楽譜上の概念?

他にもいろんなサイト様たちを読んで回った結果思ったのは、音度って、鍵盤より楽譜中心の数え方なんじゃないかと。

なんていうか、鍵盤上で単に半音カウントすればいいわけじゃなくて、むしろ、まず楽譜上の表記ありき!って感じがしました。

特に、、、

「異名同音音程」とか!

  ドとレ♯ ドとミ♭
鍵盤
ドとレ♯あるいはドとミ♭の鍵盤

↑鍵盤上は同じ位置。でも楽譜上は違う↓

楽譜 ドとレ♯=増2度 ドとミ♭=短3度
音程 増2度 短3度

同じく半音3つ分でも、レ♯は飽くまで2度。

こういうのを表したいときにこそ活躍するのが音度という単位なんじゃないかと。

ひっかけ問題みたいなドとド♭とか!

まずドとド♯

ドとド♯の楽譜

これは素直に増1度って思う。これはいい。

 

問題はこれ!ドとド♭

ドとド♭の楽譜

これは♭だから減1度だろ?と思ったら、増1度なんだそうな!な、なんだってー(゚д゚)!?

理由は半音分広がってるからだってさ。まあ、距離だから絶対値的にはそうなるかー・・・(|増1度|かw)

ややこしっヽ(`Д´#)ノ !!

こういうの見てると、ああ楽譜上の概念っぽいな、と。

だから教則本でも楽譜でやたら「線・間」って強調してたのかな?

音符が五線譜の線上にあるか、間にあるか

  線と線または間と間 線と間または間と線
1度 1度・線線/間間  
2度   2度・線間/間線
3度 3度・線線/間間  
4度   4度・線間/間線
5度 5度・線線/間間  
6度   6度・線間/間線
7度 7度・線線/間間  
8度   8度・線間/間線

うん。奇数偶数できれいに別れるね。

で、あとはこれに♯、♭、ダブルシャープ、ダブルフラットとかついたら増だの減だの重増だの重減だのとつければいいのかなと。

ただ、ド基準で、ドより高い方に数えるのはいいとして、他の音基準とか、低い音の方に数えるのはちょっと自信ない・・・(;´∀`)

あ、でも奇数度は和音を覚えちゃえばパッと見でわかるようになるかも?偶数度は・・・w。

 

まとめ:楽譜、音階、和音の3方向から慣れていこう

んー・・・理想は「原理原則をバシッと頭に入れちゃって~、後は楽々~」と行きたいところだけど、自分みたいな初心者がこういう細かいこと気にしだすとドツボにハマって、もうカオスの海に溶けそう・・・orz

それに、音度をパッと数えられることが、演奏技術に直結するかというと・・・どうなんだろう(´∀`;)

とりあえずあちこち見て回って混乱しつつ思ったのは、は

  1. 鍵盤より楽譜
  2. 音階の楽譜から和音考える
  3. 楽譜見ながら和音をじゃんじゃん弾いて慣れる

ってしていくしかないかなと。

目的は試験で点数とることじゃないし、和声学研究家とかになることでもないんでw

あ~、でもなんかこうゴチャラ~っとしたコードシンボル(コードネーム)を見て、「あーこれは、あれとそれとこの音ね」って構造がパッと見でわかるようになりたいっていうのはありますね!

いつかはそうなりたい。。。

 

あうー・・・音程・音度のことを整理するだけでこんなに時間と労力かかるとはー、肝心の練習がぁー(;O;)

でも某人造人間さんの変な絵描いたり、効果音もどきつくったり、途中で遊びを入れたおかげでなんとか乗り切れましたw

コメント

  1. ところどころに出てくる人造人間ネタに爆笑しました!

    「超武闘伝」でしたっけ、すーぱーぶとうでん。
    あのゲームに昔ハマったことありましたよー
    完全体になる前のセルが、かめはめ波とか魔貫光殺砲とか使えるんで、
    よく遊んでた記憶があります(^◇^)

    え?私ピアノの話はしませんよ?(; ・`д・´)

    • ありがとうございますシトワイヤンさん!

      スーパー武闘伝!
      タイトル画面でなんか押すと、「カカロットぉ・・・」って言うゲームでしたっけ?w
      自分、アクションとか格闘系は苦手なんで、ほぼギャラリーでしたw

      波動拳も出せない人なんでw(あ、百裂張り手、百裂キックなら!w)
      マッシュの夢幻闘舞も斜めキーを上下左右キーで代用して出してたし
      あ、サムライスピリッツでめちゃくちゃ押してたらいつの間にか勝ってたってことはよくありましたねw

      なんか違うゲームに話が飛んでしまいましたが、シトワイヤンさん、セル使いだったとは・・・お強そう・・・勝てる気がしないですww

      >え?私ピアノの話はしませんよ?(; ・`д・´)

      さすが、ピアノ封印縛りプレイですねww


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