バスティン3「剣士の入場」練習 

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半音階の練習曲ラスト。不思議というか、おどけてるというか、なんか変わった曲です。実はクラシック(フチーク(ドボルザークの弟子)の作品)らしです。運指が中途半端に変則的で、レガートとスタッカート入り乱れてて、もうめちゃくちゃ弾きにくくて、またまた長期戦でした・・・。最近なんか難しくね?w

 

こんな曲

お手本演奏動画

 

練習曲の概要

英語タイトル Entry of the Gladiators
標語 March tempo
調 たぶんハ長調
拍子 Cみたいなマーク=4/4
形式 二部形式
強弱 A(< → 
B(mf → cresc. → ff &アクセント

 

この曲とタイトルの乖離よww

ふ~む・・・。ものものしいタイトル(剣士;グラディエーター)に反して曲の感じはエラく滑稽というかなんというか。。。w

グラディエーターっていうと、スパルタクスとかコンモドゥスとか、なんかとにかく物騒なイメジ―なんだがw(世界史は好きでした。映画は見てない(;^ω^))

挿絵もほら、全くバトル臭無し!

どう見てもサーカスです。本当に(ry

どう見てもサーカスです。本当に(ry

剣士どこ行った・・・w

てか、「Gladiators」の訳、「剣士」じゃなくて「剣闘士ら」じゃないか!

 

元ネタ

実はこれ、クラシックらしいです。

えぇーっ!こんな変な曲なのにぃ!?Σ(゚Д゚)・・・ゲフンゲフン、失礼しますた

ユリウス・フチークさんの作品が元ネタとのこと。

ユリウス・フチークについて

ユリウス・フチーク(チェコ)

脚注によると、

  • チェコ人・・・はぁ、道理で「c」の上に見慣れない記号付いてるわー
  • ドゥヴォルジャークの弟子・・・へぇ~(・o・)
  • 軍楽隊長・・・えっ、チェコ軍、こんな曲で大丈夫か!?Σ(゚Д゚)

 

ユリウス・フチーク (作曲家) - Wikipedia

↑に顔写真載ってるんですけど、ヒゲピーンww 「カイゼル髭」っていうんですかねこれw

彼の名声を世界的なものにしているのは、最も有名な《剣闘士の入場 Vjezd gladiátorů 》が世界各地のサーカスで、ピエロ登場のテーマ曲として用いられているからに他ならない(Wikipedia「ユリウス・フチーク」より引用)。

代表曲かー。てか、本当にピエロ用なのか!挿絵は正しかった・・・。

 

曲名の変遷

「半音階的大行進曲」→「剣闘士の入場」→「雷鳴と稲光」

いや、原題の方が絶対いいし(-_-;)

経緯↓

・・・最も有名な作品《剣闘士の入場Einzug der Gladiatoren》を作曲した。原題は《半音階的大行進曲Grande Marche Chromatique》だったのだが、フチークはローマ帝国の歴史に興味があり、曲名を変更した(同上)。

ローマ帝国の歴史に興味あったらどう考えてもこんな曲にこの題名はないと思う・・・w そりゃあ「パンとサーカス」とか言うけどさあー、剣闘士とかコロッセウムっていうと、もうちょっとこうドロドロとしてて頽廃的なさぁ、ねぇ?(;´∀`)

また、カナダの作曲家・編曲家であるLouis Philippe Laurendeauが、小編成のバンドのために編曲しThunder and Blazes(雷鳴と稲光)というタイトルで出版したところ、サーカス公演においても演奏されるようになり、人気が出た。今でも世界的に、サーカス公演における道化師の登場に使われており、他にも「スクリーマー Screamer」などの愛称でも親しまれている(同上)。

サンダーアンドブレイズとかなんかの技名みたいでカッコイイけど、これも曲と全然あってない気がw スクリーマー?叫ぶ人?もうわけわからんw

ただ、サーカスでピエロの登場っていう用途だけはバッチリはまってると思う!!

これだけは大いに評価できるw

 

オケで聴くと普通に明るいマーチだった

あれ?悪くないぞw やっぱ楽器の編成で変わるなあ。。。

動画前半は映画『グラディエーター』? ていうか後半なぜ聖闘士星矢?ww

 

練習曲で気になったとこ

まーたMarch tempoとか・・・

また出た「マーチテンポ」

マーチもいろいろあるやろーとあれほど・・・もう知らん!自分的「ピエロの行進」なイメージで弾かせてもらうっ!w 

 

メロディはあれだけど、たぶんハ長調

特にA楽節のメロディは半音階ばっかりで、なんじゃこりゃ?って感じなんだけど、左手の音とか、

剣士の入場A楽節

特に「ド、ソ、ド、ソ」がハ長調っぽいと思う。「レ、ソ」はト長調っぽいかもしらんけど・・・

 

B楽節の和音とか

剣士の入場B楽節

CとG7(いつもの第5音省略形)これは完全にⅠとⅤ7やな

 

締めのチャッ、チャッ、チャッ!の音

締めのちゃちゃちゃ

両手でCの音

を見る限り、ハ長調・・・でいいんだよなこれw(なんか不安になりますw 主に半音階のせい)

 

指番号ェ・・・

半音階の運指の原則はあるけど、「多分実際の曲の流れの中では多少変わってくるよねぇ?」とは思ってたけど、案の定というか。

基本原則に沿いつつも中途半端に崩れてるんで、ほんと混乱する!

もうA楽節はほぼ全ての音符に指番号書き込んでしまいましたわ・・・w

剣士の入場A楽節

再掲 単純なのに左右が合わない٩(′д‵)۶

 

あとココ、個人的に1より2がいいと思うんだけど・・・

ここの運指1より2がいい気が・・・

自分はこう、サッ!って移動するより、できるだけ指くぐり、指またぎでなんとかしたい派なんですが、、、でも、今後難しい曲出てくるとそうも言ってられんのかのぅ。。。

ここもなんらかの意図がある・・・はい。従いまーすw

 

不穏な響きの謎コード・・・これ、三全音じゃないか!?

例によって左右の音のぶつかりが不協和で「えぇ・・・(;´∀`)」ってとこは、チラホラ出てくるんだけど、中でも特に気になる重音が!

さっきの左手部分

バスティン3巻剣士の入場、三全音その1

 

もう一個

バスティン3巻、剣士の入場の三全音その2

なんという不穏な響き!

これさー・・・音楽の悪魔・三全音(トライトーン)ってヤツだよね?

三全音 - Wikipedia

「シとファ」、「ドとファ♯」と同じインターバルで平行移動したらこの音になるんだけど・・・w

半音階にしてみたw

さすが悪魔。怖い曲作れそうww 練習曲の方は全部スタッカートだから助かってるけど、もしレガートだったら・・・((((;゚Д゚))))

ちょっと調べてみたら、緊急地震速報にもこの音程入ってるみたいです。(最近全国各地で鳴りまくってると思いますが、皆様どうかお気をつけ下さい_(._.)_)

 

練習曲は、かなりバスティンアレンジ入ってると思うんだけど、原曲もこんな音使ってるのかな?(さっきのオケ版動画聴いても全く聞き取れんかった。総譜探して確認する気力ない・・・w٩(′д‵)۶)

フチークェ・・・当時の軍の士気は大丈夫だったのか?w

( ゚д゚)ハッ!それとも敵味方問わず両軍のモラルを下げて、その後なんか仕掛けるという高度な策戦か!?(←ロマサガ3のマスコンバット脳w)だとしたら、、、恐ろしい子!

 


あ、こんなのも見つけました。

三全音って何?三全音の回避の努力とその貢献

こういうの面白い!現代ではゲゲゲの鬼太郎にも使われてるっていうのにはなんか納得w


 

練習してみた

これが自分の「March tempo」です!(キリッ

ピエロなんだからユラユラ、フラフラしながら出てくればいいんだよ!(はい。速く弾けないだけですスイマセンw)

一番最後の音だけホントはアクセント付いてないのに、また「うおぉぉぉやっと最後まで弾けたぁ!」の嬉しさで一番強く弾いてしまったww

締めのちゃちゃちゃ

再掲 今度はアクセント記号(>)に注目

 

他にも、スタッカート音が強すぎるとか、後半だんだん強くなるはずが強くなってないとか、いろいろ反省点はありますが、とにかく左右が合ってよかったε-(´∀`*)ホッ 半音階のちょい変則的運指に意識持って行かれて、左右が合わなすぎてもうね・・・まーた1曲に半月以上もかかっちまっただよー(;´д`)

コメント

  1. 噂のトライトーンさん!
    くださんが言ってたので初めて知りましたが面白いですね~

    ちなみに全部に指番号降ってる感じですか?
    流石丁寧・・・!

    くださんのMarch tempo演奏も良かったですよ!
    この間のオドロオドロしい曲といい、面白い曲多いですね~

    • ですです噂のw
      そういえば、びこさんのSummer記事のポイント2の「D-5」ってついてるとこの和音の「ソ♯とレ」も音程がトライトーンでした!
      やっぱ現代ではけっこう使われてるみたいですね悪魔さんw

      >ちなみに全部に指番号降ってる感じですか?

      いや、丁寧っていうか、今回はほぼ全部振らないと無理でしたww 半音階に気を取られすぎて、左の2のとこを5で押しちゃったり反対になってゴチャゴチャしてしょうがなかったんで٩(′д‵)۶(曲によっては振らなくて平気なときもあるんですよ?曲によっては・・・w)

      励ましてくださってありがとうございますー(TдT)
      そうそうw オドロオドロしい曲といい、好きかどうかは別にして、バスティンは一風変わった面白い曲多いです!(オドロオドロしい曲は好きですが、とらえどころのない曲は苦手ですww)


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